Alteryx 2018.4 新機能紹介：Alteryx ServerのDiagnostics（診断ページ）
寒の入りとともに寒さがつのりますが、Alteryx Server管理者の皆様にはお元気でご活躍のこととお喜び申し上げます。こんにちは、にいのです。
Alteryx Serverの管理者であれば、「Activeなユーザーは何人いるのか？」「Studioはいくつできているのか？」などの総合的な情報を見てみたい…と感じることもあるかと思います。そんな願いを叶える新機能Diagnostics（診断ページ）がバージョン2018.4でリリースされましたのでご紹介します。
Diagnostics（診断ページ）とは
2018.4にバージョンアップしたら突如このページが現れて驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。このページこそがユーザーや資産情報を視覚化するDiagnosticsです。 Adminの権限を持っているユーザーであればメニューバーの 「Diagnostics」からこのページにアクセス可能で、表示されている項目の監視が可能な優れものです。
Apps
Total Apps
アップロードされた全バージョンのワークフロー、Analytic App、マクロの数を表示しています。削除したものも数にカウントされます。
Published Apps
公開しているワークフロー、Analytic App、マクロの数を表示しています。
Deleted Apps
削除されたワークフロー、Analytic App、マクロの数を表示しています。
User
Total Users
アクティブ/非アクティブを含む全ユーザーの数を表示しています。
Active Users
アクティブユーザーのみの数を表示しています。
Disabled Users
非アクティブユーザーのみの数を表示しています。
Collections
ワークフローをまとめておくことができるCollectionについての項目です。
Total Collections
Collectionの総数です。
Apps in Collections
全Collectionに入っているワークフロー、Analytic App、マクロの数を表示しています。同一ワークフローが複数のCollectionに入っている場合、複数カウントされます。
Users in Collections
全Collectionに所属しているユーザーの数を表示しています。同一ユーザーが複数のCollectionに所属している場合、複数カウントされます。
Server
Studios
Studioの総数を表示しています。
Credentials
ワークフローを実行するためのCredentialの数を表示しています。
Credentialについての詳細は下記をご参照ください。 Alteryx Serverの管理者機能紹介(Workflow Credentials管理編) ｜ DevelopersIO
Schedules
ワークフローを実行するためのスケジュールの数を表示しています。有効な次回実行時間を持つもののみが対象です。
Active Jobs
スケジュール管理されたワークフロー実行のステータスを管理するJobの総数を表示しています。待機中・初期化・実行中ステータスのものが対象です。
Jobの詳細については下記をご参照ください。 Alteryx Serverの管理者機能紹介(Job管理編) ｜ DevelopersIO
Workers
Available Workers
Controllerと接続されているWorkerの総数を表示しています。
Worker
Workerとして稼働しているマシンのホスト名を表示しています。
CPU
WorkerのCPU使用率を表示しています。
Memory
Workerのメモリ使用率を表示しています。
Worker [hostname]
Run Unassigned jobs?
Yesの場合、Jobタグがアサインされていないワークフローの実行スケジュールが設定されています。
Job Tag
特定のWorkerに対してジョブ実行をアサインできるWorkerを設定する際に追加されるワードです。Scheduleが設定された場合と、ワークフローを実行した際にJob Tagが選択されます。
CPU
接続された全Workerの現在のCPU使用率が表示されています。
Memory
接続された全Workerの現在のメモリ使用率が表示されています。
参考情報
おわりに
Alteryx Server管理者向けの機能である、Diagnosticsについてのご紹介でした。あらゆる情報を視覚的に認識できる便利な機能ですので、ぜひお役立てください。
おまけ
冒頭の季節の挨拶は以下エントリを参考にしています。
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